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零れ詩 

かけめぐり

相当思いは遠く
外は誰もいねえや。

君が教えてくれたことばはいつになっても使うときなんてこなかった
夕焼けがいやな予感をただよわせてこちらをななめに見ながら沈んでいく。

走っても走っても走っても
届かないことを知らずに
無駄なこととは思えなくて
気づいても振り払い
何度も口をあけた。

しゃくりあげた肩は君を待っているなんて言わない。
空虚が人を求めるという原理はわかっているとは何度も言葉で説明しただろうが。

誘惑は思いっきり空をとんでいき
私は白い息を吐く。

今日できなかったことが明日形をかえて僕らに襲いかかる
きっと 襲いかかる

君が好きだよ!

そのとき叫んだ空が青かったって
君が言うのを私は信じたりできない。
by tokyo.full-moon | 2005-02-09 10:14 | 05Haru Poem