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零れ詩 

感覚

帰り道、
終電間際の電車にかけ乗ろうとしたとこで
思いっきりドアにはさまれた。
そりゃもうすごい勢いで。
乗客はいっせいにこっちを見る。



風あたり強いなぁ・・・



私はずっと磨いていた。
一人で磨いていた。

私の感覚神経
私のガラスを。


君に会えた私は、
君を映すために
すっかりガラスを磨き上げ、
鋭敏な感覚を身につけ、
世界とつながった。

今、
それは君を見失ってから
映すものもなく
ただ磨き続けた結果
ただ
ただ
先は鋭利になる一方で
いつのまにか
君と
世界を
血だらけにする。
強烈な
刃物。
by tokyo.full-moon | 2006-02-05 01:51 | 05Winter