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零れ詩 

純愛

子供の頃に考えていた憶測は
知らない間にあっという間に支配へと変わってしまっていた。
たくさんの心の闇が君を見つけたとき
外でなめくじが泣いていた。
暑苦しい新聞紙の山の中で
ゆっくり昇りゆく魔性の夢
あえいだその口には
重々しく沈んだ愛を。

やがて君には孤独に代わる愛を。
愛を
約束する。

あたり一面の水しぶき。
嫁の歩いた小さな足あと。
子供に咲いた花びらは
すぐに散ることさりげなく
笑った笑顔が涙 
ほら。
みんなやがては死んでいく。
子供のころにもらったあの空は
今でも金色に輝いている。
ほんとだよ。





とりみだしてはいけない。


やがて空は沈んでいく。

君もいつかは大人になる。

やがて空は沈んでいく。

君はもうすぐハタチになる。
by tokyo.full-moon | 2004-11-01 22:30 | 04Winter Poem