零れ詩 

カテゴリ:08Winter( 9 )

観劇

今日は夜から知り合いの演劇を観にいってきました。
演劇を観にいく、というのはだいぶ久しぶりで、
大学一年生の頃に演劇サークルにちょっとだけかかわっていたのが本当懐かしい。

一緒に行ったのはいつもレッスンの後昼ごはんを食べるハンバーガー屋さんの店員さんたち、
お客さん1名、と私(笑) かなり不思議なメンバーであった。
出演していたのがハンバーガー屋さんの同じく店員さんだからである。
こういう社交性が問われるかんじがだいぶ久しぶりなのでちょっと緊張したが、
そこは結構得意分野。
帰る頃にはすっかり打ち解けて超楽しかった。

アルバイト店員さんとかだとやっぱり平均学歴が低いので
話合わないかなあ、とか失礼なことを考えてしまっていたけれど、
これが本当、頭が下がる思い。みんな生きることに真剣で学ぶことが多かった。

特に、出演していた人が後から飲み会に合流してきてくれたのだけど
この人がとっても熱い人だった。
演劇とは、生きることとは、自分とは、
ということをだいぶ熱く語ってくれた。
フランスでしばらく演劇の修行をして、
演出も脚本も自分たちで作ってて、
ホームレスのおじさんとも語っちゃう。

こういう人って本当強いと思う。

中でも、演じる人に対する考え方は興味深かった。
自分を捨てて演じきろうとする人はすごいけど、
レコード大賞ねらっちゃうような演技はくさくてだめ。
演じてて完全に入りきっちゃって泣いちゃってセリフが出てこなくなっちゃうのは、何か違う。
結局自分を客観視出来なければ演じているとは言えない。
どんなにオーバーにやっていても自分から離れられなければ、演じている意味がない。

そんな話。
とっても面白かった。
私は演劇をやろうとしてすぐに(笑)挫折して、
演劇やっている人はすごいと思っているけど、でもこういうきちんとした考えを持っている人の演技って本当にすごい。
この人の演技は今日みただけじゃわからなかったけど、
他の人が言うには本当に毎回キャラクターが全然違うそう。
さっき書いたような自分から離れられない人の演技は、
インパクトはあるけど結局どれも同じようなキャラクターになってしまうそう。
それがいいって言う人もいるから一概には言えないと思うけど、とは言っていたけど。
金八先生とか、癖のある演技する人は結構そうなのかもねえ。


私は思うに、

演劇っていうののよさは、
自分が目立ちたいという気持ちを発散したり、
みんなを楽しませたりすることにあるわけでは本来なく、

自分という「形式」を変えることで本当の自分を取り戻す、

そんな作業なんだと、駅に向かう途中思った。
前にこの日記に書いたように、
自分という存在は
たとえどう表現の仕方を変えようが
結局自分であることから変わることは絶対出来無いし、
むしろかえって表現の仕方を制限させたり、変化させたりしつつも、
目的に邁進することで、本当のその人の精神性が発揮されるんだと思う。
そして本来、その姿は本当に美しいんだと思う。

だからなんていうか、
これが私のペースだから、とか言って怠けたりするのは良くないねって
こんな仕事やりたくないとか言って手を抜くのは良くないねって
私はこういう人だからこういう人とつきあえないとか言うのは良くないねって
色々決めつけるのは良くないね、って思う。

常に自分のペースをむしろ崩せるような、
そんな人になりたいですな。

とりあえず、目下の目標はギターが上達することだ。
これはとにかく急務だ。
3月にスペインバルで弾くことになった。
とにかく急務だ!

思うに、フラメンコギターを弾くということは
ベンチャーをやるのとほとんど同じじゃないかと思う。
え、なんでって
人脈ベースでつながっていくし、
成功するのに絶対こう、という方法が存在しているわけではないし、
自分でむしろやり方を研究しながら進まなきゃいけないという
草分け的な地道な作業を含んでいるところかな。
日本には専門の学校があるわけでもないし、
むしろ行ったから絶対成功するとかでもないし、

いや、本来人生なんてそんなものであった。
ここへ行ったら絶対成功するなんていうのは
学歴社会から生まれた一種の神話なような気がする。

でもなかなか切り替えられないでいる自分がいるのも事実。
早く自立した人間になれるよう頑張ろう!
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by tokyo.full-moon | 2009-02-08 00:55 | 08Winter

境界線

弾丸を抜いて血だらけになっても、
それでかえって命が助かることもある。



君はそっちで、
私はこっち。

君と私の境界線。


何も言わなくていい。
ただ、そばにいればそれでいい。


互いの主張は
早くここから飛び立ちたいと喘ぐ
小鳥達の束の間の戯れ。


何か一言口を聞いたら、
それで君も私もすべて台無しだ。





君と私の境界線は、
いつも曖昧。

いけないのは私なのか君なのか、
分からないまま、怒りをぶつけて、
お互いに責任をとらせようとするばかり。

本当は、もどかしいんだ・・・

何よりも自分自身に。

互いの主張は
早くここから飛び立ちたいと喘ぐ
小鳥達の束の間の戯れ。

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君に触れるとその先から君の哀しみが伝わってくる

見てみぬふりしてきた事実

きっと君と私は触れ合ってはいけない


大きな月夜とその下に流れる暗い海に抱かれて

歩きながら話すだけ


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本当は、一人でやれるはずだった。

境界線を超える必要なんて、

僕らにはなかったんだ。
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by tokyo.full-moon | 2009-02-05 23:05 | 08Winter

人を救うこと


人を救いたいと思ったら

自分が強くならなければならない。



人を助けたいなら

強い精神力を身につけなければならない。


自分の感情をコントロールできないのは弱い証拠。
弱さを克服するためには自分が強くなる以外に方法がない。


私はただ、救いたかった。
誰よりも弱い君を。
自己嫌悪に溺れて泣いている君を。


でも、失敗した。


君に罵られて傷つけられて、
自分の劣等感の感情の渦に巻き込まれて
希望を失ってしまった。

思い知った、自分の力のなさ。
余裕のなさ。

こんなことでは人に教育を施すなぞ、到底出来ないのだ。


人を助けたいなら自分が強くなる以外に方法がない。
やさしさだけでは人を甘えさせるだけ。

いつかちゃんと人を助けたい。
本当に人を救えるように、
私はなりたい。
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by tokyo.full-moon | 2009-01-31 20:56 | 08Winter

朝が来て
目が覚めて

君になんとなく
会いにきた


ふざけあってばかりだけど
人の話にはいつも真剣で

圧力には屈せず
でも時に自己嫌悪になって
でもそんな場合じゃないって言い聞かせて
そんな顔してもすぐにばれるから
顔見合せて
僕ら、いつもけたけた笑う


朝が来て
目が覚めて

君と一緒にここへ来た

君といるといつも僕は笑っている
辛い思いにとらわれないように
でも決して自分を見失わないように
周囲を大切に
時にはふざけることも大切に
気づけば僕ら、いつも一緒にけたけた笑ってる



あかるいほうへ
僕らは今歩いて行こうとしている



朝がやってくる
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by tokyo.full-moon | 2009-01-28 01:28 | 08Winter

自分であるということについて

いやいやに引き受けた仕事に対して
「こんなの自分を曲げている気がして自分らしくなくていやです」と言ったら、

「あなた、自分がやりたいことをやるのが自分らしいことだと思っているの?」

「・・・全然違うわね。自分らしくあるというのはどんな仕事でも自分のやり方でやりとおす。
それが自分らしいということよ。」


以前こういうエピソードがTV番組でやっていて
私はこの言葉にひそかに感銘を受けた。

(しかしこれに対するTVのゲストの評価は結構低くて
世の中本当周囲の評価なぞ信じられたもんじゃないな、と改めて思ったものだ。)


自分を曲げるということは格好悪く、弱いことだと思っていたし、
私たちは自分というものを主張しなければいけない、やはり私もそう思っていたのだ。


とある有名な料理家の妻である女性に話を聞いた時、
美人で頭のきれるタイプの彼女が、自由奔放な彼についていくのに対して不満はないのかと
聞いた時、彼女は「彼に尽くすことは私にとってはゲームのようなものだし、
彼もそれをちゃんと分かっているのよ。だから私はむしろこの状況を楽しんじゃっているわ。」
そう答えた。
強い、そしてなんて深いんだろうと思った。

変わることはいけないことではない。
むしろ、何かのために自分が形を変えてでもそれに尽くす姿は美しくもあり
また、それは分かる人にはちゃんと分かる。
全ては修行であり、全ては自分自身がしっかりと今をやり遂げることでしか、ない。
それ以上のものでは一切ない。
だって、何をしようが、主張しようが、大人しくしていようが、
自分自身であることに一切変わりはないのだから。
ならば、自分はただ全力をつくし
信じるものに誠意をつくし切ることがいま出来ることなんだろう。

自分をただ守っていることは寂しい。
生きることは信じて、そして変わっていくということだ。

ようやく、少しずつ前に進む準備が出来てきた。

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by tokyo.full-moon | 2009-01-15 02:54 | 08Winter

帰路2

きっと君は分かっていない
分かって何かいない

夜中は
ひとり眠って
朝焼けを待つばかり


僕は帰る

君を置いて
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by tokyo.full-moon | 2009-01-14 03:40 | 08Winter

帰路

僕たちの哀しみはまっすぐにすすむ

君は今君のやるべきことを。
私は今私のやるべきことを。

ただひたすら、取り組むだけだ。
それ以外、何があるんだろう。



君の家から私の家まで。

いつもの暗い道を歩き
いつものバスに乗り
いつもの駅の改札を通る

全てのシーンがゆっくりと目に映る
全てが私にとって追体験なのだ

こうして私はいつまでもここにいる。

いつも諦めたころにタイミングがやってくるからと
信じてただ努力するしか方法が見つからない

待っていても来ないなら、
早く忘れてしまえと、
何度も自分をたしなめながら
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by tokyo.full-moon | 2009-01-13 00:18 | 08Winter

別離

年をとったらまた会おう

生きている限り、
心がある限り、
何も消えてなくなりはしない

ないものは始めからないし
そこにあったものは時間がたっても確実にそこにある。
なんて現実的。なんてあたり前なんだろう。

だから、きっとまた会おう。
互いに精進していれば、
交錯していく魂が
きっとふといつか
巡り合うことがあるだろう。
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by tokyo.full-moon | 2008-12-26 03:01 | 08Winter

エール

しばらく休んでまた色々動いたら
きっとまた新しいことが見えてくるよ。

そう言って歌が苦手な君は
君のお気に入りという歌を恥ずかしそうに私に歌ってきかせてくれた。




変わることが怖い私。
新しいことも嫌い。
昔から保守的なんだよね。
流行とか、プリクラとか、芸能人とか
大嫌いだった。
家にいることの方が多くて。
今も。あんまり新しいところ行くのとか
人の考えに影響されるのとか好きじゃなくて
頑固って言われるけど、
お前も頑固だろ、とか言って交わしてみたり。

でも本当は臆病なだけ。
そばにだれかいないと不安でたまらない。
本当のことは自分でも分かってる。
私はたださみしい。
まっすぐに進むことができる人に依存して
自分も一緒に、連れて行ってもらいたいだけだ。
分かってる。本当は、自分でまだ何もなしえていないことを。
やるべきことはすぐそこまで迫ってきているのに。





あたたかいエール。
きっと君は私にどんなことがあっても
ずっと見守っていてくれるんだろうな。

一人ではない。
だから、
明日も頑張ろう。
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by tokyo.full-moon | 2008-12-26 02:57 | 08Winter